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6.1 定石関連関数の定義

本章では定石の導入を行ないます。
定石とは序盤での決まった打ち方を言います。
最善と考えられている手順もありますし、そうでない手順もあります。
コンピュータリバーシで定石を導入することの利点はいくつかあります。

本解説では主に3番目を理由として定石の導入を行ないます。
最初に定石関連の関数を定義します。
"opening.h"に定義してあります。

局面情報の構造体は以下のように定義します。
メンバ変数には評価値しかありませんが、必要に応じてメンバを増やすこともできます。

/* 局面情報 */
typedef struct _PositionInfo PositionInfo;
struct _PositionInfo
{
	int Value;		/* 評価値 */
};

また局面情報の評価値の取得と設定を行なうマクロを定義します。

#define PositionInfo_Value(self)					((self)->Value)
#define PositionInfo_SetValue(self, in_value)		((self)->Value = (in_value))

次節からは上記関数の実装を行ないます。

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